部屋干しに向いているのは、扇風機?サーキュレーター?|洗濯物を早く乾かすコツもご紹介

洗濯物を効率よく乾かすためのアイテム。よく名前が挙がるのが「扇風機」と「サーキュレーター」ですが、どちらを使えばより早く、そしてムラなく乾かせるのでしょうか?

部屋干しの洗濯物がちょっとにおう…そんな経験をお持ちの方も多いでしょう。部屋干しで気になる「生乾き臭」ですが、その原因のひとつは、乾くまでに時間がかかり、雑菌が繁殖してしまうこと。

この嫌なにおいを防ぐためには、早く乾かすことが重要です。そこで、この記事では「扇風機」「サーキュレーター」それぞれの特徴を比較しながら、部屋干しに適した使い方をご紹介します

さらに洗濯物が早く乾く、干し方のコツも合わせて解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね。

洗濯物が早く乾く条件とコツ

洗濯物が早く乾く条件は、大きく3つあります。

  • 風通しが良い(風がある)
  • 湿度が低い
  • 温度が高い

この3つの条件を室内でどう整えるかが洗濯物を早く乾かすカギです。それぞれについて詳しく見ていきましょう!

風通しがよい(風がある)

空気が動くことで、衣類のまわりにたまった湿気が飛ばされ、水分がどんどん蒸発します
部屋干しの場合、扇風機やサーキュレーターを使うと◎。

湿度が低い

湿度が高いと、空気中に水分が溜まりすぎて蒸発しにくくなります。除湿器やエアコンの除湿モードを使うと、部屋干しでも乾きやすくなります。

温度が高い

気温が高いほど水分の蒸発が早くなります。冬場や寒い部屋では乾きが遅くなるため、暖房を使うのも効果的です。

扇風機とサーキュレーターの違い

扇風機もサーキュレーターも風を送るのは一緒ですが、それぞれに特徴があります。それぞれの違いを整理してみましょう!

扇風機の特徴

扇風機は、広範囲にやさしい風を送るのが得意で、主に人が涼をとるために使われることが多いアイテムです。風が広がりやすいため、部屋全体に風を届けたいときに便利です。

サーキュレーターの特徴

サーキュレーターは風を直線的に強く送り出す構造になっており、空気の循環を目的としています洗濯物にピンポイントで風を当てたり、部屋の空気を効率よく動かすことで、乾燥時間を短縮するのに適しています。

扇風機とサーキュレーターは、見た目は似ていても目的や風の当て方が異なるため、洗濯物の乾かし方にも差が出ます。次に、それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、洗濯に向いているのはどちらかを詳しく見ていきましょう!

洗濯物を乾かすならサーキュレーターがおすすめ

洗濯物を早く・しっかり乾かしたいならサーキュレーターが断然おすすめです!

特に湿度が高い梅雨時や、部屋干し臭を防ぎたいときには、風を集中して当てられるサーキュレーターの方が、効果的に洗濯物を乾かせると言えます。

空気循環にも優れていて、エアコンや除湿機の併用で、部屋全体の湿気対策にも◎

扇風機

メリット

  • 広範囲に風を送れる
  • 風がやわらかいので、衣類がバタバタしにくい

デメリット

  • 風が分散し乾きにムラが出ることも
  • 部屋の空気を効率的に動かす機能はやや弱め

サーキュレーター

メリット

  • エアコンや除湿機の併用で部屋の湿気対策も
  • 小型でも風力が強く、設置場所に困りにくい

デメリット

  • 風が一点に集中し、当たり方に偏りが出やすい
  • 扇風機より風が強く、軽い衣類が動く

効率的なサーキュレーターの使い方

サーキュレーターでしっかり風を当てることで、何も使わない場合と比べて乾燥時間が大幅に時短できます洗濯物の種類や干し方に合わせて、サーキュレーターの使い方を工夫することで、効率的に洗濯物に風を送り、生乾き臭を防げます。

早く乾かしたいアイテムの真上に置く

サーキュレーターは、洗濯物のすぐ真下に設置できるのが大きな強みです。送風角度を真上に設定すれば、風を直接当てることができ、洗濯物の表面から水分がどんどん蒸発し、乾燥時間を大幅に短縮できます。

洗濯物の量が多いときは少し離れたところから当てる

部屋全体に空気の流れをつくるように風を送ると、全体がムラなく乾きやすくなります。部屋の空気が滞っていると、湿気がこもり生乾き臭の原因になるため、空気の循環を促すことが重要です。

タオルなど長めの洗濯物は斜め方向から風を当てる

タオルなど長めの洗濯物は斜め方向から風を当てると効果的に乾かせます。縦に長い衣類の上下に均等に風が届き、下の方だけ乾きが悪い…という悩みも解消されます。

扇風機も部屋干しの「頼れる戦力」!

サーキュレーターには劣るものの、扇風機も洗濯物を早く乾かすための立派な戦力です。

扇風機には、サーキュレーターのような直線的な風はありませんが、風の力そのものが「乾燥スピード」に大きく影響するため、扇風機も十分に活躍できます。

実際、風を当てるかどうかで洗濯物の乾燥時間は2〜3倍の差が出るとも言われており「風を当てる=生乾き臭の予防」に直結します。

特に扇風機は、広範囲にやわらかい風を送れるので、洗濯物の量が多い家庭でも使いやすいのがポイント。上下左右に首振りができるモデルなら、風を分散しながら全体にまんべんなく風を届けることも可能です。

「家にあるもので手軽に部屋干し対策したい」そんな時に、扇風機は心強い味方になるでしょう!

すぐできる!洗濯物を早く乾かすコツ5選

扇風機やサーキュレーターを使う方法のほかにも、ちょっとした工夫で洗濯物を早く乾かせます。以下では、洗濯物を早く乾かすコツを5つご紹介します。

1.脱水時にバスタオルを入れる

洗濯機で脱水が始まる前に一度停止し、乾いたタオルを1枚入れます。このタオルが他の衣類の水分を吸収してくれるため、脱水後の衣類の水分量が減り、乾きやすくなります。

特に吸水力の高いバスタオルがおすすめです。大きい分、しっかり水を吸ってくれるので、時短効果もアップします!

2.洗濯機の「脱水を2回かける」

脱水を2回かけることで、水分量がぐっと減って乾く時間を短くできます。ただし、衣類によってはシワが増えることがあるため、その点は注意が必要です。

3.干した洗濯物の下に新聞紙を敷く

洗濯物の下に新聞紙を広げて敷きます。新聞紙が湿気を吸収してくれるため、除湿効果がアップして洗濯物が早く乾きます。

4.筒干しやアーチ干しで空気の流れを作る

洗濯物はアーチ状に干すと乾きやすくなります。ピンチハンガーを使うときは、外側にはタオルのような乾きにくい長いものを、内側には靴下などの乾きやすい短いものを干すと、時短になります。

ズボンは、裾を筒状に広げてピンチハンガーで止めて吊るしたり、ハンガーを2本使って干します。空気の通り道ができて、乾きにくい中側までしっかり乾かせるため、洗濯物が早く乾きます。

5.ハンガーの肩部分に割りばしを挟む(肩浮かせ)

トレーナーなどは、ハンガーにかけ肩部分に割りばしを挟むと、服とハンガーの間に隙間ができて、内側の乾きが早くなります。

洗濯物の嫌な臭いは「風」で対策しよう!

洗濯物の生乾き臭を防ぐには、扇風機やサーキュレーターを使って風をおくり、乾かす時間を時短するのが重要なポイントです

中でもサーキュレーターは、直線的な風を送れるため、洗濯物にピンポイントで風を当てたり、部屋の空気を効率よく動かすことで、乾燥時間を短縮するのに適しています

さらにサーキュレーターを効率的に使うには、洗濯物の量やアイテムによって、当て方を調整するとより効果的です。

ちょっとした風の工夫で、生乾きのいやなニオイをグッと減らせるので、ぜひ今日の部屋干しから試してみてくださいね!

tomi

無人古着屋the dimのメンテ担当兼ライターtomiです!服にまつわる、ためになる情報をあれこれとお届けしていきます^^

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