「Tシャツの匂いが取れない、、」「汗をかくとTシャツが臭う、、」お気に入りのTシャツを前に、そろそろ寿命かもしれないと考えている人もいるでしょう。
Tシャツの寿命は着る頻度にもよりますが、長くても3年程度と言われているのをご存じでしょうか?
この記事では、お気に入りのTシャツを長く着るための、寿命を延ばすコツについて解説していきます。また、Tシャツについてしまった、匂いや黄ばみの落とし方についてもご紹介します。
お気に入りのTシャツは、なるべく長く着続けたいですよね。Tシャツの匂いや黄ばみが取れず、捨てようか悩んでいる人は、この記事を読んでぜひ参考にしてくださいね。
Tシャツの寿命は2~3年
一般的にTシャツの寿命は2~3年と言われています。毎週のように着用すると、およそ1年で寿命を迎える場合もあります。
「そんなに短いの?」と感じる方もいるでしょうが、Tシャツは肌に直接触れる機会が多いため、繰り返し着ていくうちにどうしても汚れが蓄積していきます。
特に汗をかきやすい方の場合、皮脂汚れが生地に染み込みやすく、長期間ヘビーローテーションで着続けると首元が黄ばんだり、洗っても取れない臭いが残ったりしやすくなります。
とはいえ、お気に入りのTシャツは、なるべく良い状態で着続けたいですよね。次からはTシャツの寿命を延ばすコツについて解説していきますので、寿命かもしれないと諦める前にトライしてみてくださいね。
Tシャツの寿命を延ばすコツは洗濯
Tシャツの寿命を延ばすためには、日頃の洗濯方法がとても重要です。Tシャツは肌に直接触れるため、皮脂や汗が付きやすく、放置すると黄ばみや臭いの原因になります。
だからこそ、着用後はなるべく早く洗濯し、汚れが繊維に残らないようにすることが大切です。その他にも、洗濯をする際にはいくつかポイントがあります。以下で詳しく見ていきましょう。
シミは下洗いをしてから洗濯機に入れる
たとえば、カレーなど食べ物をこぼした場合は、ティッシュなどで軽く汚れを取り除きます。
その後、中性洗剤や食器用洗剤を直接なじませ、数分置いた後、ぬるま湯で軽くすすいでから洗濯機で洗うと、シミの落ち方がぐんと良くなります。
また、汗ジミや皮脂汚れの場合は、襟や脇部分に酸素系漂白剤入りの液体洗剤をつけて、軽くもみ込んでから洗濯機に入れると効果的です。
ネットに入れて洗濯する
Tシャツの寿命を縮める原因のひとつに「ヨレ」がありますが、実はこのヨレは洗濯によって生じることが多いです。
ヨレを防ぐためには、Tシャツを洗濯ネットに入れて洗うことが大切です。ネットに入れることで、他の衣類と絡み合って生地が引っ張られたり、ねじれたりするのを防ぎ、首元や裾の型崩れを防止できます。
滑り止め機能がついたハンガーをつかう
Tシャツを干すときは、滑り止めつきのハンガーを使うのがおすすめです。普通のハンガーだと、干している間に首元が伸びたり、肩の部分に跡がついてしまって、失敗した経験がある方もいるのではないでしょうか?
特に風が強い日は、気づいたらTシャツがズルッと落ちて砂ぼこりだらけ…なんてことも。滑り止めつきのハンガーなら、そうした心配がなく、Tシャツがしっかり固定されるので型崩れを防げ、乾き上がりもきれいです。
直射日光を避け、風通しの良い場所に干す
Tシャツを干すときは、直射日光を避けて風通しの良い場所に干すのがポイントです。晴れた日は、つい日なたに干したくなりますが、強い日差しはTシャツの色あせや生地の傷みの原因になります。
特にプリントがある場合は、気づかないうちにプリント部分だけ色が薄くなってガッカリ…なんてことも。日陰で風通しの良い場所に干せば、生地を守りつつ、ふんわりきれいに乾かすことができます。
洗っても気になるTシャツの匂いの取り方
Tシャツのイヤなニオイの主な原因は、汗や皮脂そのものではなく、それをエサに繁殖した雑菌です。
皮脂や汗成分が繊維の奥に残ると、洗濯だけでは落ち切らず、雑菌が繁殖して臭いが発生します。さらに繰り返し着ることで、その汚れが蓄積し、臭いが取れにくくなります。
この臭いの元に効果的に効くのが次の方法です。
酸素系漂白剤に浸け置き
酸素系漂白剤(オキシクリーンやワイドハイターなど)は過酸化水素の力で汚れを分解し、繊維の奥の皮脂汚れや黄ばみ、雑菌の元を除去します。漂白と除菌の両方の作用があるため、臭いの根本原因をしっかり断てます。
やり方
- 酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かす
- Tシャツを30分~1時間ほど浸け置き
- その後、通常通り洗濯機で洗う
重曹+クエン酸
重曹は弱アルカリ性で皮脂汚れをゆるめ、クエン酸は雑菌の繁殖しにくい酸性の環境を作り、臭いの元を中和します。自然派なのにダブルの効果で、繊維の奥の汚れをケアできます。
やり方
- ぬるま湯に大さじ1の重曹を溶かしTシャツを浸ける
- その後すすぎのときにクエン酸水(クエン酸小さじ1を水500mlに溶かしたもの)で中和
→雑菌臭を抑える効果があります
◎自然派クリーニングをしたい方におすすめ
熱湯消毒(綿100%向け)
高温は雑菌のたんぱく質を変性させ、殺菌作用があります。また、皮脂汚れをゆるめることで落としやすくなります。ただしポリエステルなどの化繊素材のTシャツは、熱に弱いのでシワシワになったり縮んでしまうことがあるため、素材は事前に確認しましょう。
やり方
- Tシャツを洗面器などにいれる
- 熱湯を注ぎ15分程度浸す
→なるべく温度を下げないようにラップなどを使うと、保温されてより菌を撃退しやすくなります - その後は洗濯機で通常通り洗う
Tシャツについた黄ばみの落とし方
Tシャツの黄ばみは、汗や皮脂が繊維の奥に残って酸化することで起こります。普通に洗濯しただけではなかなか落ちにくいですが、正しい方法でケアすればかなりスッキリさせることができます。具体的な落とし方を見ていきましょう!
ウタマロ石鹸
ウタマロ石けんは弱アルカリ性で、皮脂や汗、たんぱく質汚れを分解する成分が含まれています。さらに洗浄力が強すぎず、生地を傷めにくいのもポイント。色柄物でも使いやすいのが魅力です。
やり方
- 黄ばみ部分を水で軽く濡らす
- ウタマロ石けんを黄ばみ部分に直接こすりつけ、しっかり泡立てる
- 歯ブラシなどで、やさしく叩くように汚れをなじまる
- そのまま10分置く
- その後は通常通り洗濯機で洗う
お湯+酸素系漂白剤(綿100%向け)
酸素系漂白剤(オキシクリーンやワイドハイターなど)を水に溶かすと、過酸化水素や過炭酸ナトリウムが分解されて活性酸素(酸素の泡)が発生します。この活性酸素の泡が、繊維の奥まで入り込んで黄ばみを落としてくれます。
やり方
- 50〜60℃のお湯に酸素系漂白剤を溶かす
- 黄ばんだTシャツを10分浸す
- その後、軽くすすいでから通常通り洗濯機で洗う
オキシクリーン+台所洗剤+スチーム
最強と言っていいほど落ちます!頑固なTシャツの黄ばみにとても効果的で、酸素系漂白剤(オキシクリーン)と界面活性剤(台所用洗剤)の力、さらにスチームの熱で汚れを浮かせて落とします。
やり方
- オキシクリーン、台所洗剤、水を順に同量でまぜる
- 黄ばみ部分に塗る
- スチームアイロンでスチームをあてる
→スチームをあて続けると、どんどん黄ばみが落ちていきます。 - その後、軽くすすいでから通常通り洗濯機で洗う
Tシャツ寿命を延ばしてお気に入りの服を楽しもう
Tシャツの寿命は一般的に2~3年と言われていますが、洗濯の仕方をちょっと気をつけるだけで、より長く着られるようになります。
この記事で紹介したTシャツの寿命を延ばすコツは以下の通りです。
Tシャツを寿命と感じる理由の多くは「首元とすそのヨレ」「色褪せ」「におい」となっています。お気に入りのTシャツを長く楽しむためにも、この記事を参考にケアしてみてくださいね。
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