ミシンなしでデニムの裾上げ|手縫いや縫わない方法も!裁縫初心者がやってみた

 

「ジーンズの丈をもう少し短くしたい、、」そんなあなたに、ミシンが無くてもできる、デニムの裾上げ方法をご紹介します。

裾上げでよく使われる基本の縫い方から、裁縫を普段しない方でも簡単にできる縫い方、さらに縫わない方法や、裏ワザ的な方法まで。裁縫初心者ライターが実際にやってみた写真とともに、わかりやすく解説していきます!

小学生のときに授業で少しやったきり、、そんなあなたでも大丈夫です!お直しのお店に持ち込む前に、ぜひこの記事を読んで裾上げの参考にしてくださいね。

【事前準備】仕上がりの長さを決める

初めに準備しなければいけないのが、仕上がりの長さをきめることです。事前に仕上げたい長さの部分にまち針やクリップで目印をつけて、アイロンをかけて折り目をつけておきましょう。

もし裾上げする長さが長い場合は、不要な部分をはさみでカットしておきます。手縫いの場合は、仕上がり線より3センチ程度長く残してカットします。

ただし、この後に紹介しますが、裾を切らない裾上げ方法もあります。子供服などで成長に合わせて丈を戻したい場合は、裾は切らずに残しておきましょう。

これで事前準備はOKです。次に裾上げの方法を紹介していきますので、自身に合った裾上げの方法を決めましょう。

手縫いで裾上げする方法

裾上げでよく用いられる手縫い方法を3つ紹介します。針と糸は厚地用のもの使うと良いでしょう。100円ショップでも売られています。

ミシンのような仕上がり「バックステッチ」

ミシン縫いと同じような縫い目の仕上がりにしたいなら、バックステッチがおすすめです。一針ごとに少し戻って縫い進めるため、強度が強くデニムの裾上げにもピッタリの方法です。

手順

  • 一針分前に針を出す(スタート地点)
  • ひと針先に進んで針を表に出す
  • 針を一針ぶん後ろに戻して布に刺す
  • また前に進んで針を表に出し、前回の終点に戻って刺す
  • これを繰り返す

縫い目が表に出るため、まっすぐに等間隔で縫う必要があり、裁縫初心者ライターには少々難易度が高かったです、、。

縫い目が目立たない「まつり縫い」

まつり縫いとは表に縫い目が目立たないように縫い留める方法です。ズボンの裾上げでよく使われる方法です。

手順

  • 縫い代の裏側から針を入れる。
  • 折り目の上のきわの上織り糸を、2,3本すくいます。
  • さらに少し先(3mm程度)の縫い代の裏から針を入れます。
  • これを繰り返す

手順2の時に深く針をいれると表に響くので注意が必要です!

裾を切らない「なみ縫い」で裾上げ

子供服など成長に合わせて丈を戻したい場合は、裾を切らないこの方法がおすすめです。先の2つの方法よりも簡単に縫えるので、手芸スキルに自信がない方でもトライしやすい方法です。

手順

  • 仕上がり線より裾のステッチ分長くとって、裾を折り返します。
  • 目立たない内股側からステッチのすぐ下をなみ縫いします。
  • 一周縫い終わったら、縫ってつめた部分を上側に倒し、裾を整えます。

限りなくステッチの近くを縫うのが、きれいに仕上がるポイントです!

こちらの記事でも詳しく解説しています

裾上げテープをつかう

裾上げテープは、アイロンの熱で接着することで簡単に裾上げができるテープのことです。

片面接着と両面接着の2種類があり、100円ショップでも売られています。

デニムの場合はしっかりと接着できる片面接着を使うと良いでしょう。針と糸を使わずに裾上げできるので、裁縫が苦手な方におすすめの方法です。

準備するもの

  • 裾上げテープ
  • アイロン
  • ハサミ

手順

  • 裾を一周するように当て、2~3cmほど長くハサミでカットします。
  • カットした裾上げテープを水でぬらして軽く絞ります。
  • 裾上げする折り目部分に裾上げテープの接着面を置き、上から当て布を当ててアイロンを10秒ほど押し当てます。
  • 少しずつアイロンを押し当てる工程を最後まで繰り返し、最後に裾上げテープが余ったらカットして、端までしっかりアイロンで接着します。

糸もアイロンも不要!手芸用ボンドで裾上げ

手芸用のボンドをつかえば、針や糸、アイロンなどの道具を使わずに裾上げができます。ノリで紙を貼るように、裾を内側に貼り付けるだけなので誰でも簡単にできます。

ただし、接着部分はボンドが固まることで、少し張りがでて固く感じることがあります。ポイントは、接着剤が軽くつく程度に薄く塗ることなので、接着時は量に気をつけて使うとよいでしょう

準備するもの

  • 手芸用ボンド
    (100円ショップや手芸用品店で売られています)

手順

  • 貼り合わせる部分に接着剤を薄く塗る。両面に塗るのがポイントです。
  • 塗り終わったら、布が接着するよう手でしっかりと抑える。
  • 裾上げ部分にあて布をし、重さのあるものを乗せて1日置く。
  • 接着部分がしっかりと乾けば裾上げ完了です。

【裏ワザ編】1分で完了!安全ピンで裾上げ

今すぐに裾上げしたいなら、この方法が最強!SNSでも話題になった方法で、安全ピンが2つあれば、いい感じに裾を短くしてくれます。

準備するもの

  • 安全ピン2つ

手順

  • デニムを履いた状態で、裾を折り返し、かかとのあたりを安全ピンで止めます。
  • 折り返した裾をもとに戻せば、裾を自然な感じで短くできます。

【番外編】切りっぱなしを楽しむ

デニムだからこそできるのが、あえて裾上げせず、切りっぱなしを楽しむという方法です。切りっぱなしにすることで、フリンジのニュアンスが“こなれ感”を演出してくれますよ。

準備するもの

  • ハサミ
  • つまようじ

手順

  • 裾上げしたい長さで裾を切り落とします。
  • 切った裾部分の糸をつまようじを使って引き出していきます。
  • 引き出す糸の量や長さは自分の好みで調整してOK、余分な糸は切って完成です。

ミシンがなしでできるデニムの裾上げ方法はこれ!

ミシンがなくてもできるデニムの裾上げ方法として以下の6つの方法をご紹介しました。

手縫い

  •  バックステッチ
  •  まつり縫い
  •  裾を切らない「なみ縫い」

裾上げテープ

  • 手芸用ボンド
  • 【裏ワザ】安全ピン
  • 【番外編】切りっぱなし

それぞれの手順やコツを写真とともに解説していますので、自分に合った方法でぜひチャレンジしてみてくださいね。裾上げを自分でやることで、デニムをもっと楽しめますよ。

tomi

無人古着屋the dimのメンテ担当兼ライターtomiです!服にまつわる、ためになる情報をあれこれとお届けしていきます^^

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